60歳目前・猫飼いの悩み1<多頭飼い編>

猫のはなし

わが家では猫を多頭飼いしています。

とはいっても、2ニャンしかいませんが。

世の中には5~6ニヤン飼われている方とか

さらにもっと多くの猫ちゃんたちと暮らしている方も大勢いて

それに比べれば、たいしたことないかもしれませんが

この年代(アラウンド60)ならではの視点で

猫の多頭飼いについて述べてみたいと思います。

なぜ2にゃん目を迎えて、多頭飼いになったのか。その理由

うちではもともと黒ネコを飼っていまして。。。

最初に猫を飼おうと考え始めた際、ペットショップという選択肢はなく。

保護猫活動をしている猫カフェとか喫茶店とか

いくつか回ってみたのですが、ピンと来る子には巡り会えませんでした。

そんな時、知り合いから「もうすぐ子ネコが生まれるので

里親さんを探している」という話が舞い込んできました。

そうして知り合いから譲り受ける形で、飼い始めた黒ネコです

猫との暮らしは、とても楽しいものの、当時はけっこう仕事が忙しくて。

可愛い盛りの子ネコ時代、後からもっと楽しんでおけば…などとも。

その当時は、2DK+ロフトという間取りだったため、

多頭飼いできるとは思っていませんでした。

とはいえ、同じペット可物件で同じ間取りのお隣さんは、

3ニャンちゃんと暮らしていて、

そのニャンちゃんたちがみんな仲良く一緒にゴロゴロしてたので

うちの子、ひとりだとさみしいかなーとかは思ったりしてました。

その後、引っ越しで以前より居住スペースが広くなりまして。

この家なら、もう1ニャン増えても大丈夫かなー、と。

そんな時、以前とは別の知り合いから「もうすぐ子ネコが生まれるので

里親さんを探している」という話が舞い込んできました。

ひとり目と同じパターンだ!運命かも?!

ということで、ふたり目を迎えることになりました。

正直、大変でした。うちの場合

多頭飼いを始める前に、注意点やら経験談やら

めちゃくちゃネットで調べましたとも!

一般に言われている、年齢による組合せ

先住子猫×子猫→◎

先住成猫×子猫→◯

先住成猫×成猫→△

先住子猫×成猫→◯

先住老猫×子猫→×

先住老猫×成猫→△

一般に言われている、性別による組合せ

メス×メス→◯

オス×オス→×

オス×メス→△

当時、先住猫となる黒ネコは、4歳くらい。

成猫ではありましたが、まだ若い!

ネットでいろいろ調べて、「若い猫×子猫」の組合せはそんなに悪くなく。

男の子より女の子の方が仲良くなりやすいパターンと知りました。

生まれた子ネコは、男の子ひとりと女の子ふたり、

性別を選んでよいといわれたので、女の子をお願いすることにしました。

そしてわが家にやってきた、キジトラの新人子ネコ。

ネットで調べたとおりに、ステップを踏んで顔合わせさせることにしました。

ネットで調べたステップ

  • ステップ1:まずは別々の部屋で暮らす。
  • ステップ2:お互いの気配を感じさせる
  • ステップ3:ケージ越しで対面させる
  • ステップ4:ケージなしでの対面

ステップ1:まずは別々の部屋で暮らす。

    数日から1週間くらいは、別の部屋で過ごさせる 

ということで、新人子ネコはケージに入れて、

襖を閉めた部屋に隔離したものの、問題勃発。

先住の黒ネコ、頭がよくて力も強くてね。

なにか気になる…と思ったらしく、自ら襖を開けて乱入~!

ここでは特に難事は起こりませんでしたが、

あわてて、彼では開けられないドアの部屋に隔離し直しました。

とはいえ。隔離中の1週間ほどは、

先住黒ネコはドアの部屋を気にし続けて隙あらば入ろうとしましたが

とりあえず阻止できてました。

ステップ2:お互いの気配を感じさせる

これは、隔離の途中から、お互いのニオイがついたタオルやらを

相手の居住場所におくようにしました。

とはいえ、先住黒ネコはすでに気配をビンビンに感じてましたが。

子ネコの方も「なんかいるみたい」と思っていたような。

ステップ3:ケージ越しで対面させる

そしていよいよ、対面です。

ケージに布をかけて、隠れる場所を作りつつ、

隔離部屋のドアを開けると、興味津々の先住黒ネコが入ってきました。

途端・・・

この世のものとも思えない、地獄からのような唸り声。

黒ネコではございません、かわいい顔したチビ猫です。

精一杯威嚇したんでしょうね、ホントすごい声でした。

もちろん、先住黒ネコは一目散に退散です。

ステップ4:ケージなしでの対面

このステップ4に行き着くまでが長かった。。。

その後、ケージ越しに何度か合わせてみたものの、

そのたびにチビ猫は地獄唸り

威嚇されて先住黒ネコは一目散に退場・・・を何度も繰り返し。

とはいえ、おチビちゃんは日々成長中で

そのうちケージを置いた部屋以外にも出て行きたがるように。

なし崩し的(?)に、ステップ4の状態となりました。

そのうち新人チビ猫の方は、先住黒ネコになれてきて

地獄唸りを発しないようになりましたが、

今度は、先住黒ネコの後を追いかけ回すように。

ほとんどストーカーと化して

後を追っかけ回してマネをしてみたり、遊びに誘ったり。

このまま「仲良しこよし」となるかと思えば、さにあらず。

今度は先住黒ネコがイライラしだすように。

子ネコ特有のしつこさを少しは我慢していたものの

我慢しきれなくなると、威嚇して遠ざけようとする。

それでもじゃれてきたら、追っかけ回して攻撃する、などなど。

手加減している模様でしたが、身体の大きさが全く違うゆえ

人間があまり介入してはいけないと思いつつ、引き離してみたり。

正直、この時期かなりつらかった(私が)。

それだけでなく、先住黒ネコにも異変が。

いままでハイトーンのあまーい声で鳴いていたのに

ある日急にガラガラ声に。

先住黒ネがいじけないように、チビ猫がきてから

先住黒ネコの前ではチビ猫にはなるたけ触れず

ごはんをあげるのも黒ネコ1番…と気を遣っていつもりだったけど

やっぱストレスがたまってたのね。

幸い、数日で元のかわいい声に戻りましたが、

家人がポジティブな発言ばかりだったので言い出さなかったものの

「チビ猫、返すわけにはいかないだろうか…」などと考えていました。

猫同士の相性は、長い目で見る必要あり

多頭飼いが成功するか否か、いちばん重要なのは

猫同士の相性。ほんとこれにつきると思います。

ネットの多頭飼い体験談では、最初から相性バッチリだったり、

1~2週間で慣れるようになったというものが多かったのですが、

中には「あまりに相性が悪く、1階と2階で棲み分けている」という

レポもありました。うちもそんな風になるのかなー。

「仲良しこよし」は夢で終わっちゃうんだろうなー。

ほとんど諦めの境地です。

チビ猫をもとのお家に戻すことも考えましたが、

すでに違う猫のニオイがついた子を

母猫が受け入れない可能性もありそうだし。

ふたりとも、ストレスを抱えながらになってしまうかもだけど

棲み分けて、ここで暮らしてもらうしかない。

と、こちらも腹をくくった頃に、奇跡が起きましたー!

猫のことが心配とはいえ、用事もあるし、ずっと見ていられるもんじゃない。

ほったらかしにしていた隙に、一緒の部屋にいる機会ができたみたいで。

ある日のこと、ふと見ると

先住黒ネコとチビ猫がくっついているー!

うっそー!

と、さらによく見ると・・・

チビ猫さん、先住黒ネコさんのおっぱいを飲んでました(驚

先住黒ネコ、男の子なんですがね。

先住黒ネコの方も、なぜか授乳態勢。

チビ猫は、前足でふみふみまでしていましたが、

先住黒ネコは「しょーがないなー」という顔はしつつ拒否はせず。

そんなことがしばらく続き、ようやく関係は落ち着きました。

先住黒ネコ、おっぱい吸われて

母性本能が発揮されたんだろうか?

とにかく「子ネコだから仕方ない」と

多少のことは許せる心持ちになった模様でした。

お互いがお互いを気にしつつ、そこそこの関係に

そんなこんなで、2にゃんと暮らす日々ですが

ともに大きくなった昨今、黒ネコ&チビ猫の関係は

夢の「仲良しこよし」状態ではない、です。

もちろん寒いときはくっついて寝てるときもある。

(いつもではない)

いっしょに遊ぶことも、あるにはある。

(いつもではない)

お互いがお互いを気にしてるというか

相手の居場所や状態を気に掛けつつの大人の付き合いって感じ。

とはいえ、今は安心してお留守番もさせられる状態です。

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