60歳目前・猫飼いの悩み3《ダイエット編その1》

猫のはなし

わが家では、黒ネコとキジトラを多頭飼いしています。

黒ネコ・すずは、とっても食いしん坊。

反対にキジトラ・りんは食にあまり興味なさげ。

あるとき、動物のお医者さんから

黒ネコ・すずをダイエットさせるように言われました。

いろいろあります、猫の肥満リスク

健康で長生きするために、適正体重を維持したいですよね。

人間はもちろん、猫も同じ。

猫が肥満により抱えるリスク、人間同様にいろいろあります。

そのひとつが、心臓や血管への負担。肥満により付いた脂肪細胞にも

血管を通じて酸素や栄養が運ばれます。そのため肥満猫は

毛細血管が発達し、痩せた猫よりも血管が長くなるとのこと。

そうなると循環する血液の量も増えることになり

身体全体の水分量が増え、その結果心拍数が増加。

血圧も上がり心臓に負担がかかります。

その結果、心肥大、心不全、高血圧など 循環器系の

病気になりやすくなるということです。

また体重が増えることで関節への負担がかかります。

そうなると、猫は動くことを億劫がり、さらに肥満が進みます。

やがて関節炎や椎間板ヘルニア、靱帯断裂などになることも。

さらにいえば、肥満になるとインシュリンが低下して

糖尿病になりやすくなったり、便秘しやすくなったり、

腫瘍ができやすくなったりするといわれています。

なぜ太ってしまったか?多頭飼いが原因かも?

黒ネコ・すずがなぜ太ってしまったか?

すずの食事は、それまでスーパーなどで売っているふつうのもの、

その中で「去勢・避妊したネコ用」のものを選んでいました。

去勢・避妊すると猫は太りやすくなると聞いていたので。

これは、キジトラ・りんとの多頭飼いになる前、

黒ネコ・すずだけを飼っていた時から変わらずです。

ふたりめの猫としてキジトラ・りんがやってきて

子ネコ用のご飯を卒業したあとは、

黒ネコ・すずと同じものをあたえておりました。

いつもフードのパッケージの記載通り、

それぞれの適量を計量していました。

たまにシーバもおやつ代わりに少しだけあげることもありましたが

(シーバとちゅーるが大好きなもので・・・)

過度にならないよう気をつけていたつもりでした。

でも、やっぱ「つもり」だっただけで、管理が甘かった。

はっきりわかったのは、キジトラ・りんの

ワクチン&健康診断でのお医者さんからの指摘でした。

すずとりん、それぞれ年に1度ワクチンをかねて

動物病院で健康診断をうけているのですが

誕生月が違うため、人間の方は半年の周期で

年に2度動物病院に足を運ぶことになります。

キジトラ・りんがワクチンに行ったとき、

「去年より痩せてますね」と指摘されてしまいました。

んん?てことは、キジトラ・りんの分のフードを

黒ネコ・すずが食べてるってこと?

黒ネコ・すずもキジトラ・りんも、ごはんは一気食いしないタイプ。

カリカリタイプのフードなこともあって

ついつい置きっぱなしにしていました。

なので、それぞれの適量を計っていても相手のフードを

食べていたら、やっぱり偏りが出てしまったわけで。

その後、フードの管理を厳しくし、

相手のフードを食べないように注意していたものの。

その半年後、黒ネコ・すずのワクチン&健康診断で

すずさん、お医者さんからダイエットを言い渡されちゃいました。

当時6歳、体重は6.5㎏にもなっていて

いまよりも厳しく食事管理して

ダイエットしなきゃ…となりました。

やっぱり食事、猫のダイエット

猫のダイエットとなると、やはり「食事」が第一になります。

「運動」という手もあるにはありますが

猫は長時間動き回るのが得意ではないので限界があるからです。

動物病院では「満腹感サポート」という療養食を進められたので

フードはこれにチェンジしました。

おやつは厳禁。また、ちょびちょび食べは是としたものの

食べ終わるたびにごはんのお皿にフタをしたり下げたりして

「人が見ていない時は食べられない」状態に。

あとは体重管理。毎月10日に黒ネコ・すずの体重を

計って記録することにしました。

少しずつでもダイエットできていることが

実感できれば、猫はともかく

人間の方のモチベーションがあがります。

そんな生活をおよそ1年ほど続けました。

(ダイエット編その2 へ続く)

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