うちの猫、肥満細胞腫になっちゃいました4

猫のはなし

肥満細胞腫と診断された黒ネコ・すず太郎。

手術は無事に終わりましたが、その後もいろいろ波乱が。

備忘録として、術後の様子もつづっておきます。

あなたは誰?キジネコ・りんちゃんに拒否られる!

ようやくお家に帰ってきた黒ネコ・すず太郎。

ただいま~と家に入ると、お迎えに来ていたキジネコ・りんが

黒ネコ・すずを見るなり後ずさり。

ぷいーっと2階に上がってしまいました。

黒ネコ・すず太郎さん、病院でごはんを拒否したということで、

さぞかしお腹がペコペコだろう…と

さっそくごはんをあげることにしました。

大好きなチュールと、少しだけマグロのお刺身(←コレも好物)

そして普通のご飯を用意。

チュールはあっという間に1本なめ尽くし、マグロもペロリ。

さらにいつものごはんもパクパク食べてくれました。

が、その後は、やっぱり疲れたのでしょう。

お気に入りの2階の窓辺に行こうともせず、

ずっとリビングのカーペットの上でゴロゴロしておりました。

お昼すぎに、しばらくたったら外していいとお医者さんに

言われていた、点滴後の腕の青いテープを外すと、

腕に傷が…テープの間にはさまれたガーゼにも血がついていて

点滴の時に相当暴れたのかも。

仕方ないとはいえ、かわいそうな思いをさせてしまった…

としみじみ感じてしまいました。

点滴後の腕の傷。2~3日後には目立たないくらいに回復しました。

猫は賢い、賢いから困る薬問題

そして夜、夕食の時間です。

黒ネコ・すずは、朝ごはんが遅かったとはいえ

量をそれなりに加減していたので

そろそろお腹がすいてきたはず。

病院でお薬をもらってきていたので

それをごはんに混ぜて食べさせなきゃなりません。

化膿止めのお薬と、アレルギー反応を抑える

抗ヒスタミン剤が処方されておりました。

以前、病院で薬を出されたとき

チュールにまぜて出したらすんなり食べてくれたので

今回もこの作戦で!

2種類あった錠剤の薬を粉にしてチュールにまぜます。

カリカリの上にトッピングして、さあどうぞ~。

お腹がすいてきたのか、ごはんのお皿に近づいてきましたが

ちょっとなめてみて、なにか違う!と思ったようで。

そこからは、断固拒否!

ごはんになにか混ぜただろう!だまされないぞ!

と行っているかのように、ハンスト態勢に入ってしまいました。

猫って賢い!でもこういう時はちょっと困る。

食べてよ!といっても、食べてくれない。

薬のついていないカリカリを選んで口まで運ぶと、

たっぷりニオイを嗅いでからやっと食べる。

でもそれでは薬が飲めないワケで。

仕方なく、こちらも兵糧攻めです。

他のごはんはあたえずに、薬つきのごはんだけ置いて

あとは食べるのを待つ!ほとんど忍耐勝負!

この日は夜中までかけてようやく

(しぶしぶ)ごはんを食べてくれました。

キジネコ・りんちゃんのフォローにも四苦八苦

黒ネコ・すずと薬入りごはんでバトルしている一方で

キジネコ・りんともバトルすることに。

キジネコ・りんは、頭の絆創膏とエリザベスカラーをつけた

黒ネコ・すずにすっかりおびえてしまっていました。

2階にこもって、降りてこない。

ごはんの時間になっても、降りてこない。お腹すいてるハズなのに。

夜遅くになって、ダメだこりゃ…と2階にごはんを運ぶと

わっさわっさと食べ始め…お腹がすいていても

絆創膏猫・すずが怖くて食べに来られなかったみたいです。

そしてやっぱり、トイレにも降りてこない。

わが家は2階でも水が飲めるようにしていますが、

トイレは1階のみ。

キジネコ・りん、お昼以降まったくトイレに行ってないけど

降りてくる気配は皆無なので、強制的に連れて行くことに。

階段で抱き上げて、黒ネコ・すずの脇をすり抜け、トイレに強行連行。

トイレは黒ネコ・すずが視界に入らない位置にあり

強制連行でようやくたっぷり排泄完了~!

キジネコ・りんはその後、黒ネコ・すずを避けまくりながら

脱兎のごとく2階へ戻って籠城です。

黒ネコ・すずは相変わらず、リビングから動こうとせず。

夜は2階のベッドで眠るのが常なのですが、

この日はとうとう階段に近づきもせず。

仕方なく、私もリビングで寝ることにしました。

手術後2~2日は動き回らず、リビングでひたすらじーっとしていました。

だまされないニャー!薬問題解決せず。

翌日、朝のごはんにお薬をまぜてだしましたが

黒ネコ・すずは断固拒否。

ニオイを嗅いで、手をつけようともしません。

ならば兵糧攻め、食いしん坊な子なので

時間がたってお腹がすけば食べてくれるだろう…と思っていました。

しかし拒否、断固拒否!

お昼になっても、ごはんは手つかず。

うーん、、、

そこでペットショップに走り、薬をマスキングするおやつと、

強制的に飲ませるシリンジ型の投薬器を飼ってきました。

夕方まで粘りましたが、薬入りのごはんはやっぱり拒否。

薬をマスキングしたおやつをあげてみましたがこれも拒否。

朝からなにも食べてないのに等しいのに、疑心暗鬼になってる模様。

チュールもお皿に入れると(薬が入ってなくても)拒否。

目の前で封を切ったら、やっと食べた…。

これはやっぱ、シリンジで飲ませるしかないか…。

ネットでハウツーを調べて、投薬開始。

イヤな予感がしたのか、逃げる黒ネコ・すずをとっ捕まえて

シリンジを口に入れ、、、、失敗!

これを数回やって、ようやく飲み込ませられたと思ったら

白い泡を吹いてしまいました。

ネットで調べて「泡を吹くことがある」と事前に学習していたので

あわてまくることはありませんでしたが、

やっぱりかわいそうで、これを1週間ちかく

毎朝毎夜続けるなんてできるんだろうか。 人間の方の心が折れてしまいました。

猫の注射の価格は、体重で決まる?

翌日、手術の傷口の状態を見せることになっていたので

黒ネコ・すずを動物病院に連れて行きました。

ついでに、疑ってごはんを食べてくれないこと、

薬をうまく飲ませられないことを相談しました。

お医者さんは「う~ん」と少し考えて

「化膿止めの薬は必ず飲んでほしい。でもどうしても

 ダメなら注射もあるんですが、どうしますか?」と。

1週間ほど効果がある化膿止めの注射があるとのこと。

ただ、「少し高いですよ」とも。

数万とかするのかなー、とビビっていたら

「この子、体重が3.5㎏だから3500円かな」

いや、払います!注射にしてください!

薬をうまく与えられない飼い主でごめんなさい、

注射でお願いします~!!

「ごはん食べない方が困るから、抗ヒスタミン剤は

いやがるようだったら、やめてもいいでしょう」とも。

これで薬の呪縛から逃れられます、猫も人間も!

で。ちょっと気になったので「注射って体重で価格が

変わるんですか?」とお医者さんに聞いてしまいました。

体重により分量が変わるとか、なんとか。

ちなみに、その後に黒ネコ・すずの体重を計ったら

ハンストのせいか、体重が3.3㎏まで落ちていて

お会計の明細書でも注射の代金は3300円となっておりました。

この日は、注射をお願いして、傷の状態を確認してもらって

次の来院日を決めて、終了~!

家に帰って「お薬入ってないからね!」とごはんをあげると

昨日までのハンストはどこへやら。

カリカリとフードを食べてくれました。

(しつこくまだ続く)

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