うちの猫、肥満細胞腫になっちゃいました5

猫のはなし

肥満細胞腫と診断されたものの、無事に手術も済んだ

黒ネコ・すず太郎。

最後のひと波乱から、現在のほぼ日常に戻った状態までの

できごとを、備忘録としてつづりました。

ようやく抜糸。絆創膏がとれました!

薬嫌いでハンストをし続けた黒ネコ・すずでしたが

化膿止めを注射にしてもらって、薬から脱却。

いつものようにごはんをパクつくようになりました。

以前と比べると、運動量というか動きは少ないものの

ずーっとリビングで寝ているだけではなく、 2階まであがってくるようになりました。

しかし、キジネコ・リンは、黒ネコ・すずの姿に慣れる気配もなく

避けまくり。黒ネコ・すずが2階にやってくると

一目散で1階のリビングに降りてくるし、反対にリビングに

やってくると、2階にあがって押し入れの中で籠城するありさまです。

仕方がないので、キジネコ・リンのごはんは2階であげることに、

トイレの方は隙を見て行ってるみたいでしたので

そこは自分でなんとかしてもらうことに。

(念のため2階にもトイレを置いてみましたが、いつもと違う場所だとダメみたいでした)

化膿止めの注射を打ってもらってから5~6日後、

傷の状態をみて大丈夫そうなら抜糸するといわれていたので

動物病院に連れて行きました。

「傷を見て、大丈夫そうだったら抜糸しますね」と言われ、

黒ネコ・すずを診察室に残して、こちらは待合室に退散。

抜糸がすんだ後、再び診察室に呼ばれました。

抜糸がすんだ黒ネコ・すずとご対面~!

絆創膏がとれていました!!

でも手術で切った傷はくっきり。

どういう風に切られて縫われたのか、はっきりわかる状態。

けっこう赤くなっていて、痛々しい状態でした。

そして(当然ながら)切開する前に毛を剃ると言われていた通り

絆創膏の下はハゲでした(すでに産毛は出てきてましたが)。

すず太郎  絆創膏とれたら  ハゲ太郎

これで病院通いも終了かと思いましたが、さにあらず。

縫い合わせた場所が開くことはないだろうけれど

傷がかさぶたになってはがれるまで、

もう少し様子をみる必要があるとのことでした。

そして、絆創膏ははずれたものの、エリザベスカラーを外すのは

次回までおあずけとなりました。

後ろ足で頭をかいちゃったりしたら、まずいですもんね。

またこのとき、病理検査の結果を尋ねてみましたが

まだ出ていないとのこと。外の機関に出しているので

時間がかかるとのことでした。

絆創膏がとれて、キジネコ・りんにも変化が。

黒ネコ・すずの絆創膏がとれて、エリザベスカラーだけになると

キジネコ・リンにも変化が見られました。

それまでは黒ネコ・すずと認識できなかったのか

とにかくひたすら怯えていて、そばに近づこうとしなかったのですが

エリザベスカラーだけになった黒ネコ・すずを見て「おや?」という反応に。

知ラナイ、怖イ猫ジャナクテ、知ッテル猫カモシレナイ…

そんな感じで、おそるおそる近づいてくるように。

最初のうちは、それでもけっこうビビっておりましたが

だんだんと「こいつ知ってる、すず太郎だ」と認識できたようで。

むやみに怯えることがなくなってきました。

一方、黒ネコ・すずも、どんどん回復していきました!

これまではリビングから2階はあがっても

2階でじーっとしているだけでしたが

あちこちと動き回るようになり、ついには夜、布団に潜り込むまでに。

(エリザベスカラーしたままなのに)

そして、食欲もさらに増進。

食事の時は、エリザベスカラーを外してもよいと

動物病院では言われていましたが、

外すと逃走してしまい、ごはんの間だけ外す…ということが

できない状態だったので仕方なくつけたままにしていました。

最初はエリザベスカラーが邪魔でうまく食べられず

補助して食べさせたりしていましたが、

このころには自分だけで器用にごはんを食べるように。

もちろんお水もひとりで飲めます。

傷が癒えてくるにしたがい、食いしん坊ならではの適応能力を

フルに発揮しておりました。

エリザベスカラーついてても器用にごはんを食べる猫

とはいえ、失敗もあり。

元気になってきて、いつも登っていたリビングの棚の上へと

ジャンプしたのですが、カラーが引っかかって落下。

落ちてケガする高さじゃないし、なにより猫なので大丈夫でしたが、

その後しばらく棚の上にはのろうとしませんでした。

抜糸後1週間、エリザベスカラーが取れました!!

抜糸して1週間後、予定通り病院へGOです。

状態がよければ、今度こそエリザベスカラーが取れる!

でも場合によっては、もうしばらく継続かもしれません。

黒ネコ・すずの頭の傷を見ると、まだ赤いところもあるし

どうなるかなぁ…と思いつつ、待合室で待っていました。

名前を呼ばれて診察室へ、傷の状態を診る先生。

「あー、もうほぼ大丈夫ですね」とうれしいお言葉。

消毒だけしておきますね、と傷口を綿でスリスリしたら

かさぶたが剥がれて、赤味が増したような気がしました。

それがモロに顔に出ていたのか、「心配ないですよ、

かさぶたの下、ちゃんと治ってきています」とのフォローの言葉が。

病院に行く数日前に電話があり、「病理検査の結果が出ました、

良性でした」とは聞いていましたが、このとき改めて説明がありました。

病理検査って、良性・悪性の判断だけかと思っていましたが

実際は、取った腫瘍をすべて検査機関に送って

取り残しがあるかどうかまで調べてくれているとのこと。

手術で全部とったつもりでも、そうではなかったら

再発するおそれもあったりするので、しっかり調べるようです。

結果、手術の際に取り残しナシ、腫瘍は良性。傷の治りも良好。

ようやく心の底からホッとできました。

そしてこのとき、エリザベスカラーとも無事おさらば。

長きに渡り、首の周りにカラーを巻かれて

ウツウツしていた黒ネコ・ずすも、さぞやスッキリしたことでしょう。

「念のため、2~3ヶ月後にもう一度病院に来てね」とは

いわれましたが、とりあえず通院は終了です!

エリザベスカラーが取れて家に帰ると、

キジネコ・リンも側に寄ってくるように。

いままで避けていたことなどなかったことのように

通常運転になりました。

ちなみに手術費は10万超。ペット保険に入っとけばよかった…

何度も通院しましたが、これにかかった費用。けっこうなものです。

背に腹は代えられないので、もちろん払いましたが

手術・入院の費用だけで10万円超。

そのほか、通院するたびに1万前後が飛んでいき…。

かなりの出費となってしまいました。

しかもうち、ペット保険に入ってなかったんですよね。

子ネコの時に検討したんですが、いろいろ比較してみたものの

「あー。わけわかんない!面倒だぁ~!」って放置しちゃったんです。

なので、全額出費。

保険の代わりに「猫貯金」をしていて、いざという場合に

備えていたつもりでしたが、予想の上を行く出費でした。

ペット保険に入っていたら、もうちょっと抑えられたんですが。

(出費の100%保障とか、70%とか50%とか、いろいろありますが)

猫は8歳を超えると保険に入れない場合が多いみたいで、

しかも黒ネコ・すずは1度手術しているわけで

今後も加入しないままで行くことになりそうです。

でもキジネコ・りんのほうは、加入することができそうなので

ペット保険にに入ることを今度こそ真面目に検討しております。

(そして、黒ネコ・すず用の猫貯金もがんばらねば!)

いま、黒ネコ・すずの頭。

毛を剃られてハゲたまんまで、まだ傷跡も目立っています。

でも徐々に毛も生えて、傷も目立たなくなるでしょう。

点ハゲを見つけて、病院で腫瘍を疑われたときは

まさにパニックになりましたが、ようやくこちらも通常運転。

いつもの猫たちとの生活に戻ることができました。

まだハゲてますー

(終わり)

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