【卵殻膜】コスメは50~60代の肌に効く?

美肌

ブログ記事を書くのに、幹細胞コスメについて調べていたら、

それとは別に、新しいコスメが話題になっていることを発見!

それが【卵殻膜】コスメです。

話題となったきっかけは、【卵殻膜】について

『東京大学が研究する若返り成分?!』として

NHKの番組で取り上げられたことからのよう。

またコスメフリークの間では「CoQ10の次に来る」と言われているとか。

俄然、興味が湧いたので、これについて調べてみました。

幹細胞コスメの記事はコチラ

そもそも【卵殻膜】とは?

【卵殻膜】…その名の通り、卵の殻の成分です。

卵を割った時に、殻の内側に白透明っぽい膜がありますよね。

あれです、あれ!

主成分はタンパク質。

二層の網目状構造になっていて、外側は粗く、

内側は密な構造となっているそうです。

厚さ約0.07mmと薄い【卵殻膜】は

卵の中で育つヒヨコを

外部の微生物から守る役割を果たしています。

【卵殻膜】には、ヒアルロン酸やコラーゲンのほか、

18種類ものアミノ酸が含まれています。

人の肌に近いアミノ酸組成で親和性が高く、

化粧品として肌なじみがよいという特長もあります。

アミノ酸の中で、特に注目したいのが

シスチンです。このシスチン、身体の中でL-システインに

変わるんですが、L-システインはシワ改善成分・美白成分として

認められている成分です。

ヒアルロン酸にコラーゲン、シスチンとなれば、

美肌に役立つ気がする…!

さらにいえば、日本では、昔から力士が怪我をした際に

早く治すために傷口に【卵殻膜】を貼る…ということも

行われてきたそう。

中国・明の時代の薬学書「本草綱目」でも

卵殻膜に傷を治癒する効果があると書かれているそうです。

古くからの民間治療でも使われていたとなると

なんらかの効果があるのでは?と期待できますね。

エビデンスで納得!【卵殻膜】の効果

肌によいモノがたくさんだから、きっと肌によいんだろう!

と思うものの、やっぱりエビデンスがあるとないとでは

見る目が変わってくるのも事実。

そこで、【卵殻膜】にはどのようなエビデンスがあるのかを 調べてみました。

まずは、【卵殻膜】が本当に傷を治す効果があるのか?

どうやって傷を治すのか?

これについて、今までは、治療薬のように

人間の体に劇的変化をもたらすわけではないため

効果の検出が難しく、

また従来の細胞培養法では効果の検証もし難い状況だったそう。

しかし人工ポリマーを用いた新しい方法で

効果の検出が可能となり、

「【卵殻膜】が傷を治す」ことが確認できたそう。

この研究が、冒頭に書いた

『東京大学が研究する若返り成分?!』の

始まりだったようです。

産学連携プロジェクトで東大が卵殻膜の研究に着手

東京大学と株式会社株式会社アルマードが

産学連携プロジェクトで研究を2007年より実施。

【卵殻膜】が真皮にある線維芽細胞に働きかけ、

Ⅲ型コラーゲン遺伝子の発現を促進する効果があると証明され、

研究成果の論文が、アメリカの科学専門ジャーナル

「Cell & Tissue Research」に掲載されました(2011年)。

また2021年に、学術雑誌 Nutrientに発表された論文では

真皮だけでなく、表皮でもⅢ型コラーゲン産生を促進することが

確認できたと発表されています。

これらを受けてNHKで番組が制作され、【卵殻膜】コスメが話題になった模様です。

ところで「Ⅲ型」って?コラーゲンの話

エビデンスがあるのはわかったけれど、上記の説明だけでは

よくわからないですよね。

ではまず、「Ⅲ型コラーゲン」について説明してみたいと思います。

人間の体内には全部で20種類ともいわれる

コラーゲンが存在し、その中で特に肌に関係するのは

おもに「Ⅰ型コラーゲン」「Ⅲ型コラーゲン」です。

「Ⅰ型コラーゲン」は皮膚の90%以上を占めています。

「Ⅲ型コラーゲン」は、「Ⅰ型コラーゲン」よりも繊細で、

Ⅰ型と共存しています。

で、この「Ⅲ型コラーゲン」ですが、ベビーコラーゲンとも呼ばれています。

赤ちゃんの肌ってぷるぷるで柔らかいですよね。

それは「Ⅲ型コラーゲン」が豊富だからです。

でも残念なことに「Ⅲ型コラーゲン」は 年齢とともに減少していまいます。

Ⅲ型コラーゲンは、人の肌の奥の「真皮層」にいる

「線維芽細胞」が素になっているわけです。

そして【卵殻膜】は、線維芽細胞を活性化させ、

Ⅲ型コラーゲンの分泌を高める働きがあるということです。

つまりは、【卵殻膜】で

お肌ぷるぷるのもとである「Ⅲ型コラーゲン」が増やせる

というエビデンスが得られたということです!!

Ⅲ型コラーゲン以外にも、肌にうれしい効果が!

さらに【卵殻膜】により活性化した繊維芽細胞は、Ⅲ型コラーゲンだけでなく

細胞胞の若返りに有効だといわれている

プロテオグリカン(デコリン)、MMP2も生成するそうです。

また東京農工大学と株式会社アルマードによる

産学連携プロジェクトの研究成果では、

卵殻膜成分を人の肌に塗ることで、

塗った場所の肌の弾力性を高められること、

およびシワの面積が減らせることが確認できたとのことです。

(論文はアメリカの科学専門ジャーナル「Cell & Tissue Research」

2018年11月オンライン版に掲載されているとのこと。)

【卵殻膜】は昔から民間治療で使われてることや

研究が進んで、優位的なエビデンスもいろいろあることを考えると

【卵殻膜】コスメ、使ってみる価値がありそうですね。

【卵殻膜】を研究するアルマードとは?

ところで、先程来から東大やら東京農工大やらと産学連携している

株式会社アルマード、ですが。こちらは、

【卵殻膜】もこだわり、化粧品やサプリメントなどの

企画・開発・販売をしている美容健康分野の企業です。

東証のジャスダックに上場しているようですね。

2000年に設立された会社ですが、最初っから【卵殻膜】一筋!

東京大学との産学連携プロジェクト以前は、

東海大学に協力を仰ぐなど、つねにエビデンスにこだわった

姿勢で製品作りをなされてきたとのこと。

なるほど、使う側からすると、こういう姿勢は安心できますね。

アルマードさんの商品はこちら。

その他の会社の【卵殻膜】コスメ

【卵殻膜】のスキンケアは、アルマードさんだけでなく

ほかのメーカーからも出ています。

原料が「卵」という身近な存在だからでしょうね。

実際、化粧品原料の販売会社からも、

化粧品用可溶性卵殻膜が発売されています。

特許成分とは異なり、入手しやすから追随製品も

今後もっっと増えていくかも

では、アルマードさん以外の【卵殻膜】コスメを見てみましょう。

いわゆるブースター美容液で、洗顔後に使用し、

その後は普通にスキンケアするタイプ。

「ブライト卵殻膜エキス」(特許申請中)が96%配合されています。

ラントゥルース(株式会社ヴィワンアークス)

「目のブヨブヨは冷蔵庫のアレで消える」とか

どう見ても若い女性の写真に「この人実は75歳!?」

なんてネット広告を出していて、話題になった会社ですー。

インパクト重視なのはわかりますが「ちょっとどうよ?」

って感じでしたが、、、最近は上記を継続しつつ

国生さゆりさんを登場させて、イメージアップを狙っている模様です。

【卵殻膜】コスメは、美容液のみ。ブースター美容液で

使用後、通常のお手入れ(化粧水、クリーム等)を行うタイプです。

アルマード ラ ディーナ(株式会社ディノスコーポレーション)

通販のディノスさん関連の会社が出している【卵殻膜】化粧水です。

商品名に「アルマード」が入っていますが、アルマードさんの取引先となっていました。

アルマードの研究成果を取り入れて、製品開発しているのでしょうね。

ビューティーオープナー(株式会社オージオ)

玉木宏さんのテレビCMやら、雛形あきこさんやら

がっつり広告しているので、ご存じの方も多いかも。

シリーズの中には、シワ改善や美白も叶える製品もあります。

こちらもアルマードさんの取引会社です。

ブースター美容液とオールインワンをあわせ技で使うのがおすすめの模様。

その他

【卵殻膜】コスメと、【幹細胞】コスメ の合わせ技!という製品を

販売している会社もありました。

相乗効果は・・・どうなんでしょう???

最後に

【卵殻膜】については、かなりしっかりしたエビデンスがあるので

【卵殻膜】コスメも期待大!です。

どれにしようか迷っている最中ですが、

自腹で買って試してみよう!と思います。

うれしい報告ができそうなら、また新しい記事にしてみますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました