「老化は病気」モーニングショー『そもそも総研』より

からだ

今週の朝のこと。キッチンでやらねばならぬことがあり(ジャム作ってました)

テレビを流し見しながら、作業しておりました。

テレ朝のモーニングショー、シニア世代にはわりと人気がある

ワイドショーみたいです(その代わり若い世代には受けがイマイチとか?)。

その中の『そもそも総研』というコーナーで、おもしろい話題を

とりあげていました。

「老化は病気である」—–それホントですか?

2021年1月26日に放映されたモーニングショーの『そもそも総研』のざっくりした内容

「老化は病気である」といわれ、流し見してたはずが

途中からじっくりテレビの前に座っちゃいましたよ。

とはいえ、録画していたわけではないので。。。

コーナーのざっくりした内容、調べられる範囲では調べたものの

齟齬があってもご容赦ください!

さて、正式なタイトル?ですが

「そもそも老化を治療することはできるのだろうか?第1弾」

最新の抗老化研究を取材し、

「老化細胞を除去する研究」を行っている東京大学の中西真教授と

順天堂大学大学院の南野徹教授に取材したそうです。

そもそも老化とは、どういうものかというと、

「ごく一部の細胞が老化すると臓器の機能が低下する」そうで

真右図では1~2%の細胞が老化するだけで、老化の症状が現れるそうです。

細胞が老化する、とは??

通常、細胞は自らのコピーを作って細胞分裂を行っています。

人の身体の中には37兆もの細胞があるといわれています。

これが日々、入れ替わっているわけで。

細胞は分裂によって生まれ変わり、古い細胞は

一定の期間が過ぎると死んでいく…いわゆる新陳代謝ですね。

しかし酸化やら紫外線やらストレスやら、なんらかの原因で

細胞の中にある染色体DNAが傷ついてしまうことがあります。

傷ついたままコピーを続けたものが、いわゆる癌となるそうです。

染色体DNAが傷ついた場合、がん細胞になるのを防ぐため

細胞分裂を行わなくなったのが「老化細胞」で

これがたくさん蓄積すると、「老化」が進んでしまうそうです。

そして「老化しない生物」として

ハダカデバネズミが取り上げられていました。

ハダカデバネズミは究極の「ピンシャン・コロリ」

ハダカデバネズミ…なかなかな名前ですね。

そこでハダカデバネズミについて調べてみました。

ハダカデバネズミはアフリカ北東部に生息しています。

名前の通り体毛はわずかで、身体はシワシワの印象です。

若くてもシワシワ…わたし、ネズミ系苦手なもので

画像は貼りませんが、検索したらいっぱい出てきます。

実物が見たい場合は、東京・上野動物園で飼育されてるみたいですよ。

ハダカデバネズミの体長は約10cmで、マウスとほぼ同じ大きさながら、

マウスの寿命は約3年に対して、ハダカデバネズミは

最長37年生きたという記録があるそうです。

地下のトンネル状の巣穴で、通常40〜90匹の群れで

生活しているそうです。ただ、このなかで繁殖できるのは

ただ1頭のメスと2〜3頭のオスだけなんだそう。

それ以外は、すべて働き手として群れに貢献するそうです。

ハダカデバネズミは、老いて衰えることもヨボヨボすることもなく、

ずーっと同じテンションで働き続けるんだそうです。

そして寿命が来ると、コテッと死ぬんだそうです。

究極の「ピンシャン・コロリ」ではありませんか!

他にもカメやワニの中に、「老化しない」生物がいるそうです。

「老化を治療する」時代が来る?

「老化は病気である」という認識は、医療の世界で広まりつつあるようです。

世界保健機関(WHO)では、2019年5月の改訂により、

疾病分類体系に「老化(エイジング)関連」が組み込まれています。

老化を治療することができれば、加齢によって引き起こされる

疾患も治療できる…ということも可能でしょう。

モーニングショー『そもそも総研』では触れられていませんでしたが、

調べてみると日本でも、高齢化社会を支えるための健康を科学する

「抗加齢(アンチエイジング)」という概念が広まりつつあるようです。

また今回の放送では取り上げられていませんでしたが、

老化細胞を除去する薬(セノリティクス/老化細胞除去薬)というものも

開発が進んでいて、実用化に向けて世界で競われているようです。

モーニングショー『そもそも総研』では、今回は第1弾で

今後も第2弾・・・と、このテーマが続けられるようなので

興味のある方は、チェックしてみてくださいね。

◆ご注意:テレビ朝日のモーニングショーHPには

『そもそも総研』のコーナーが設置されていますが

とんと更新されておりません(2022.1.29現在)

Twitterはマメに発信されているので、チェックする場合は

そっちのほうがいいかも、です。

おまけ

こんな本も見つけました! 興味深いので読んでみようかと思っています!

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