60歳目前、花粉症が治った?

からだ

ある日ふと気づきました。

最近、花粉症に苦しんでいない。

あれ?なんで?

花粉症って自然治癒するの??

不思議に思ったので、早速調べてみました。

そもそも花粉症とは?なぜなっちゃうの?

花粉症とは、季節性のアレルギー鼻炎です。

日本人の約5人に1人が罹患しているというデータもあり、

いまやメージャーなアレルギーですよね。

スギやヒノキの花粉の時期は、天気予報で「花粉予報」までお知らせしてくれます。

アレルゲンとしては、スギやヒノキのほかに、

カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなどの

花粉でも発症する方がいます。発症の可能性のある植物は

なんと約60種類にものぼるそうです。

複数の花粉で反応するとなると、

春先だけでなく、夏も秋も花粉症で…なんてことになり

なかなか大変ですよね。

私の場合はスギとヒノキの花粉症である…と

10数年前に耳鼻咽喉科で血液検査を受けて判明しました。

症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが多いようです。

ほかにも、目の症状としてかゆみや涙、充血などに悩む方も。

私は最盛期、鼻水、目のかゆみに加えて、

皮膚のかゆみと、粘膜部分にもかゆみが生じて

喉の中までかゆくて(でも、かけない)けっこう辛い思いをしました。

花粉が目や鼻などの粘膜に付着すると、アレルゲンとなる

タンパク質が溶け出し、異物であると認識されます。

そして花粉アレルゲンに反応する抗体を作り出します。

この抗体は「IgE抗体」と呼ばれています。

病院などでアレルギー検査も「IgE抗体」を調べて判断されています。

そして抗体が一定レベルまで蓄積されると花粉症となって発症していまいます。

IgE抗体が体内でできた後に、花粉が体内に入ると、

鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。

抗体は本来、体内に侵入した異物を排除するためのものです。

「花粉は異物である」と認識され、その反応として

花粉をできる限り体外に出すため、鼻水や涙で洗い流そうとしたり、

鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出るわけです。

私が花粉症を発症した当時のこと

花粉症になると辛い症状に悩まされます。

なので花粉症の方は、さまざまな対策をとっていると思います。

耳鼻科に通って薬を処方してもらう方、市販の薬に頼る方もいれば、

部屋に空気清浄機を置く、外出時にはマスクとメガネ、

花粉症に効くというお茶を飲んでみる…等々、

いろいろな対策が紹介され、実際に行っていることでしょう。

私の場合、発症当時は耳鼻科に行き、鼻洗浄をしてもらい

もちろん薬も処方してもらいました。

当時は事務所にデスクを置いて、そこで仕事をしていたため

自分のデスクに携帯型の空気清浄機をもちこんだりもしていました。

もちろん外に出るときはマスクとメガネ必須。

洗濯物を外干しすると花粉がつくというので

花粉が固まってアレルゲン化しなくなるというスプレーを買ってみたり。

甜茶が花粉症にいいと効いて、もちろん飲みましたとも。

それでもよくならない…薬を飲むとちょっとなんかぼーっとする。

鼻をとって洗いたい~、喉に手をつっこんでかきむしりたい~

みたいな状態で、ああ、花粉症、辛い…。

花粉症は自然治癒するのか?

そんな状態だったんですが、数年後、事務所のデスクを引き払い

自宅で仕事するようになって、以前ほどは症状が出なくなりました。

もちろん花粉の季節には、盛大に鼻をかんでいて

鼻の周りが赤~くなってましたが、以前よりは症状が落ち着いたような。

通っていた耳鼻科が事務所の側だったもので

事務所を離れてからは病院にも行かないようになりました。

そして現在。今年を振り返ってみると

朝や夜に鼻水が出ることは出ますが、以前は数日で

ティッシュの箱が空になっていたのが

いまは減り方も昔に比べて少なくなりました。

ものすごく辛かった、目や喉などの粘膜のかゆみも

ほとんど感じることなく…

もちろん薬の類いは一切使用していないのに、です。

これって、花粉症が自然治癒していってるてこと?と思って

いろいろ調べてみることにしました。

調べた結果、「自然治癒する人もいないこともない」らしいです。

獨協医科大学が栃木県壬生町で行った調査によると、

花粉症の町民1525名のうち、1.97%が自然治癒したとのこと。

2%以下という、非常に低い割合ですが、いないことはない、みたい。

ちなみに、概ね5年間ほど全く花粉症の症状が出なければ、

自然治癒したと考えてもよいかもしれない…そうです。

では、私自身が、実に稀な「2%」側の人間なのかというと

多分、答えは「否」でしょう。

花粉症は、年齢とともに症状が軽くなる

発症当時から症状がひどかった時期を振り返ってみると、とにかく忙しかった。

終電近くに帰るのは当たり前(その分、朝は遅かったけど)、

社員でもないのに(業務委託という形で仕事していました)、

社内の人間関係の調整をさせられたり、

社員でもないのに、新人教育をせねばならなかったり。

その分稼げてはいましたが、いま思えばストレスMAXでした。

花粉症の症状悪化の要因として

睡眠不足やストレス過多、運動不足などが挙げられます。

(このほか、アルコールや喫煙も悪化要因となります。)

発症当時は、症状悪化の要因が揃いに揃っていたわけで。

その後、悪化要因が排除されたことが、症状緩和につながったのか、と。

また今年は、花粉症飛散状況が前年よりも飛散量が少なかったことも

あるかと思いますが、私自身の「老化」とも関係しているのかもしれません。

ロート製薬が2017年に行った調査によると、

60代以上の26.4%が「年齢を重ねるにつれて

(花粉症が)楽になってきたと感じる」と答えています。

どうやらその原因は、年齢による「免疫力の衰え」ではないかと

考えられています。

つまりは年齢を重ねることで、花粉が異物であると

認識する能力が衰えたということ。

花粉症の症状が軽くなるのは有り難いですが、

免疫力の衰えは、感染症に罹患しやすくなります。

免疫低下で発症しやすい「帯状疱疹」については、こちら!

また感染症以外の病気の発症率も高くなり、ワクチン効率も低下するとか。

加齢による免疫低下を押さえるには

  • 摂取カロリーの制限(通常の70~80%にする)
  • 適度な運動
  • ビタミンEやCの摂取する(抗酸化物質の増加や内分泌機能の調整に役立つ)

などがあるそうです。

私は現在、運動は適度に行っているつもりですが、

摂取カロリーやビタミンなど食生活の見直しが必要かも。

免疫力が低下しないようにするには、日々の努力の積み重ねが必要ですね。

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