60歳目前・猫飼いの悩み4《ダイエット編その2》

猫のはなし

わが家では、黒ネコとキジトラを多頭飼いしています。

1年ほど前、食いしん坊の黒ネコ・すずは、

獣医さんよりダイエットの指令が下されました。

もうひとりのキジトラ・りんは、反対に痩せてしまって、、、

黒ネコ・すずのダイエット奮戦記をお届けします。

猫のダイエットは、人間がいかにおねだりに打ち勝つか?

ご飯の量が物足りないと、おねだりするのが猫。

これにいかに打ち勝つか。猫のダイエットは飼い主さん次第。

うちの場合、まずは人間同士の小競り合いが発生。

おやつ厳禁にしていたのに、家人が勝手にちゅーるを

与えていたことが判明し、大げんかになりました。

家人は、普段は猫のごはんに無頓着なくせに

おねだりされて、ついついあげてしまった…といいますが

こっちだってあげられるんならあげたいの!

でも身体のためにダイエットしてるんだから邪魔しないで!

猫だけでなく家族にも、おやつ厳禁を言い渡しました。

ま、実際。ごはんもっと食べたい~とか、おやつほしい~とか

猫にじーっと目をみて訴えられると

ついついあげたくなってしまうんですが、心を鬼にしないとなりません。

結果、当初6.5㎏だった体重が

1ヶ月後:6.4㎏

2ヶ月後:6.3㎏

3ヶ月後:6.3㎏

4ヶ月後:6.2㎏

5ヶ月後:6.1㎏

ちょっとした停滞期もありましたが、ほぼ順調に減っていきました。

多頭飼いの猫フード、悩ましき問題。

黒ネコ・すずのダイエットは順調に進んだものの

一方で頭をなやませたのが、キジネコ・りんの食生活。

キジネコ・りんはダイエット不要、むしろ痩せ気味だから

たくさん食べてほしい。

当初は別のご飯を用意するのが面倒という人間本位の考えで

黒ネコ・すずと同じ「満腹感サポート」をあたえていました。

だけどキジネコ・りんはもうちょっと栄養価の高いものの方が

よいのかも?と考えて、ロイヤルカナンの「避妊した女の子用」の

フードに切り替えることにしました。

ですがね、多頭飼いの難しさ・・・なんでしょうか?

それともうちの子たちだけの問題でしょうか?

ふたりとも、相手のご飯が気になる様子で。

最初はおのおの出されたごはんを食べていたのに、

気がつけば、キジネコ・りんが黒ネコ・すずのごはんを

黒ネコ・すずはキジネコ・りんのごはんを食べていて。

何度も制止するものの、毎日何度もこの繰り返し。

黒ネコ・すずが療養食より高い栄養価のものを食べていては

ダイエットにならず、完全阻止もなかなか難しい・・・

結局、ロイヤルカナンの「避妊した女の子用」500gを

食べきった後に、またふたりとも「満腹感サポート」に

戻すことになりました。

そのかわりに、黒ネコ・すずが見ていない時限定で

キジネコ・りんのおやつを解除。

キジネコ・りんもダイエットのおつきあいで

おやつをもらえていませんでしたが

おやつでもいいから食べてもらおう、と。

猫におやつをあげられなくて寂しがっていた家人を

おやつ係に任命。ただのおやつでなく

総合栄養食のちゅーるにして、体重増加を目指す!

これで、家人とキジネコ・りんもwin-winですー。

スルメ事件勃発!

黒ネコ・すずのダイエットが順調にすすんでいた時、

スルメ事件が起きました!

ある日の明け方、トイレに起きてリビングを通ったら。

黒ネコ・すずがなにか食べてる?

びっくりして近づくと、スルメの袋を食い破って

むしゃむしゃ食べてるではありませんか!

びっくりして即座に取り上げましたが、けっこう食べてしまった模様。

そこで一気に目が覚めて、まずは

重さを計って記載された内容量と比べました。

1/3袋ほど食べていることが判明。あああ。

猫に烏賊って危険だったよな。

生の烏賊じゃなくてスルメなんだけど、どうなんだ?

スルメで腰を抜かすとかいうしぃぃぃ!

と、うろたえながらスマホで調べまくりました。

結果、生の烏賊はチアミターゼが含まれていて危険だけど

スルメに加工されるとチアミターゼは加熱で消滅する、とのこと。

また無理に吐かせるのもよくない、ということで

とりあえず様子を見ることにしました。

スルメがしょっぱかったのか、やたら水を飲む黒ネコ・すず。

ふとみるとキジネコ・りんも水を飲んでる…

まさか、、、あんたも食べたんじゃないでしょうね。

案の定、キジネコ・りんもちゃっかり

ご相伴にあずかっていたことが判明。

速攻で下痢し、う●ちの中にスルメらしきものが発見されました。

やっぱあなたも食べちゃってたのねー。

黒ネコ・すずは、逆に便秘に。

1日2~3回の快便だったのが、翌日はまったく出ず。

翌々日の夜にようやくトイレで出してくれました。

普段、人間の食べ物には手を出さない子たちで

スルメの袋も未開封だったため、

リビングにそのまま置いてしてしまっていました。

未開封でもニオイがしたのか?

置きっぱなしにしていたのが悪かった。

この日以来、人間の食べ物も厳重管理となりました。

ダイエットに成功した黒ネコ・すずを襲う悲劇

スルメ事件を起こしたりしたものの、

その後も引き続きフードの管理を徹底したためか

黒ネコ・すずは順調にダイエットできました。

6ヶ月後:6.0㎏

7ヶ月後:5.9㎏

8ヶ月後:5.8㎏

9ヶ月後:5.8㎏

10ヶ月後:5.7㎏

11ヶ月後:5.6㎏

12ヶ月後:5.5㎏

なんと、1年で1㎏のダイエットに成功!!!

よく頑張った!

飼い主の感覚としては、これ以上ダイエットしなくても

いいかなー?と思っていましたが、念のために確認!

年に一度のワクチン&健康診断の時に

動物病院のお医者さんに聞いて見ました。

先生からは「おおお!よく頑張ったね!」と褒めてもらえ、

この後は現状維持で、とお墨付きをもらえました。

フードは療養食をやめてもいいけれど、リバウンドが心配ならば、

同じフードにして量で調節するのもOKとのこと。

これでちょっとはおやつもあげられるし、

ほんとよかったねー!!と思っていたのもつかの間。

頭にできていた点ハゲを見てもらったところ、肥満細胞腫が発覚。

肥満細胞腫…デブ猫だからできるわけじゃないです。

悪性だといわゆる癌となる、怖い腫瘍のこと。

この話については、別途で記事を書いているので

詳しくはそちらをご覧ください。

猫のダイエット。運動だけではダメで食事を管理し、

1年くらいかけてじっくり取り組むしかありませんが、

ダイエット中の猫とお暮らしのみなさま、

愛する子たちのためにどうかがんばってくださいね。

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