美容や美容医療などに関する「美容意識調査」(聖心美容クリニック)によると
自分の顔で老いを感じるポイントは、「たるみ」(72.8%)で
ついで「シワ」(56.7%)、「シミ」(55.0%)の順だったそうです。
今回は第2位となっている「シワ」をクローズアップしてみたいと思います。
美容や美容医療などに関する「美容意識調査」
出典:【調査対象】首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住で、毎月美容に5000円以上かける60歳~79歳の女性
【調査人数】600人(平均年齢約66.3歳)【調査方法】インターネットリサーチ【調査期間】2021年2月27日~2021年3月3日
60代の肌悩み「シワ」、シワにも種類があるんです。
しわをタイプ別に分けると次の3つがあります。
- 乾燥による小ジワ(いわゆる、ちりめんじわ)
- 真皮のダメージから起こる真皮ジワ(加齢ジワ)
- 表情ジワ
乾燥小ジワは、その名の通り、肌が乾燥することが原因でできるシワです。
しっかり保湿することで、予防も対処もできます。
一方、真皮ジワは、真皮の線維芽細胞の衰えや紫外線のダメージなどで
コラーゲンやエラスチンなどが減少したり、変性することで起こるもの。
また表情ジワは、表情のクセでそれが固定してしまって起こるシワ。
とはいえ、若い頃なら表情を戻せば自然にしわが消えていた…。
でも年齢を重ねるごとに、残ったままになってしまうように。
真皮ジワの原因と同じく、皮膚のハリや弾力・潤いを担う
真皮層のコラーゲンやエラスチンなどが減少し、
皮膚を支えきれなくなって固定されてしまうわけです。
もうやってる?乾燥ジワの対処方法はしっかり保湿
乾燥ジワができやすいのは、目元や口元。
肌が薄いため刺激に弱く、乾燥しやすい部位です。
顔のパーツ的にも目につきやすい場所なので、気になりますね。
目や口の周りにしわができると、一気に見た目年齢がアップ。
なんとか、なかったことにしたいものです。
まず、なんといっても保湿が大切。
ただでさえ乾燥しがちな50~60代の肌には、
高保湿のスキンケアは必須です。
単なる乾燥肌用のものより、50~60代向けの
エイジングケアを兼ねたものがおすすめです。
「それでも乾燥する!」という方も多いでしょう。
目元・口元専用のクリームや美容液もプラスしたいですね。
それから刺激となるものを避けるのも重要。
いつものスキンケアでもダメージを受けやすいので、
洗顔料やクレンジングなどでのゴシゴシ洗いは超NGですよ。
スキンケアの基本を守りましょう。
…とはいっても、シワが気になる50~60代は、
すでにこんなことは対策済みかも。
問題は「若いときは乾燥ジワだった目元・口元のシワ」が
徐々に「加齢による真皮ジワ」にスライドしてしまっていることです。
化粧品業界に感謝!真皮ジワを「シワ改善」するスキンケア
ちょっと前まで、スキンケアでは
乾燥による小じわは、保湿により対策することができるが
真皮ジワいわゆる加齢ジワは改善できない
…ということになっていました。
ところがこのところ
使い続けることによって「シワ改善」ができる
スキンケアというのが登場してきたのです。
これまでは、「厚生労働省が許可した効果・効能の成分」の
中には、「シワ改善」に関する成分が含まれていませんでした。
しかし2017年にはじめて、シワ有効成分を含んだ商品が承認され、
コスメフリークの間で爆発的ヒットとなりました。
その後、ほかにも「シワ改善」成分と認められるものが
現れたことにより
いまでは多くの化粧品会社が追随し、
通販やドラッグストアでも「シワ改善」
スキンケアが入手できるようになりました。
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